インドネシアの教育文化省言語育成振興局と提携する日本で唯一の公的なインドネシア語検定
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インドネシア共和国教育文化省言語育成振興局(Badan Pengembangan dan Pembinaan Bahasa, Kementerian
Pendidikan dan Kebudayaan, Republik Indonesia, 通称:Badan Bahasa)、国際インドネシア語教育学会(Afiliasi
Pengajar dan Pegiat Bahasa Indonesia bagi Penutur Asing, 通称:APPBIPA)と提携し、日本インドネシア語検定協会(Himpunan
Penyelenggara Ujian Berbahasa Indonesia (HIPUBI)、英名:Japan Indonesian Language
Examination Association)が主催する日本で唯一のインドネシア語技能検定試験です。公的な検定試験として成績評価の基準にしたり単位認定する大学、および採用試験、語学力評価、資格手当などで優遇する企業も増えています。
インドネシア語技能検定試験(Ujian Kemampuan Berbahasa Indonesia、英名:Indonesian Language
Proficiency Examination)は、1992年に開始以来、日本におけるインドネシア語の普及と学習者のレベル向上を目的とし、年2回、1月と7月に実施されています。必要最小限のコミュニケーションが取れるE級、旅行するために十分なD級、日常生活で不自由しないC級、職場で生かせるB級、社会生活全般に対応できるA級、翻訳・通訳のプロとして通用する特A級の全6段階(Tingkat
A Spesial, A, B, C, D, dan E、英名:Grade Special A, A, B, C, D and E)評価です。
1次試験会場は、特A級を除く全ての級で読解、語彙、文法、作文、リスニングの5項目について評価します。2次試験は面接試験で、特A級、A級、B級のみ実施します。仕事として使うためには最低でもB級を取得しておくとよいでしょう。
1次試験は東京、大阪、名古屋、九州、ジャカルタ、バリ島、2次試験は東京、ジャカルタで実施されています。
検定試験概要
挨拶ができるE級からプロとして通用する特A級まで
1. 日本で唯一のインドネシア語検定
インドネシア語技能検定試験は、インドネシア語学習者のインドネシア語運用能力を総合評価し、インドネシア語のレベル向上を目的とする日本で唯一のインドネシア語の検定試験です。1992年に開始以来、毎年、3,000名以上が受検しています。
→ 受検データ
2. 公的な検定試験として学校や社会に浸透
インドネシア共和国教育文化省言語育成振興局(Badan Pengembangan dan Pembinaan Bahasa, Kementerian
Pendidikan dan Kebudayaan, Republik Indonesia, 通称:Badan Bahasa)、国際インドネシア語教育学会(Afiliasi
Pengajar dan Pegiat Bahasa Indonesia bagi Penutur Asing, 通称:APPBIPA)と提携し、インドネシア語技能検定試験を通じて、正しい標準インドネシア語(bahasa
baku dan benar)の普及を目指しています。インドネシア語を履修できる日本の大学においても、検定資格を取得した学生には単位を認定したり、顕彰するなど検定内容についても高い評価をいただいております。また、採用や昇給の評価基準とする企業も増えています。
→ 単位認定大学 先生からのお言葉
→ インドネシア語を履修できる大学 先生からのお言葉
3. E級から特A級の全6段階評価
特A級、A級、B級、C級、D級、E級の全6段階で、特A級が最上級です。2次試験は特A級、A級、B級の1次試験合格者のみ受検できます。
4. 東京、大阪、名古屋、九州、ジャカルタ、バリ島の6会場で実施(1次試験)
1次試験会場は東京、大阪、名古屋、九州、ジャカルタ、バリ島の6会場が設置されています。
2次試験は東京とジャカルタの2会場です。1次試験会場によって2次試験会場が決まり、会場の選択はできません。 → 受検会場
5. 読解、語彙、文法、作文、リスニング、面接を評価
特A級を除く全ての級で、1次試験において、読解、語彙、文法、作文、リスニングの5項目について評価します。項目別の得意、不得意がわかるように、結果通知書には総合点のほか、項目別の得点率を記載しています。学習者には、インドネシア語のレベルチェック、苦手な項目と得意な項目の確認、学習目標の設定、学習意欲の向上などにご活用いただいています。
→ 結果通知書
加えて、A級とB級のみ2次試験(面接)があり、A級はリスニングの要約と質疑応答、B級は音読と質疑応答を評価します。
特A級は、1次試験(筆記)でインドネシア語→日本語訳、日本語→インドネシア語訳、与えられたテーマによるインドネシア語作文、ディクテーション、ディクテーション日本語訳の5項目について評価します。2次試験(面接)では、日本語→インドネシア語逐次通訳、インドネシア語→日本語逐次通訳、与えられたテーマによるスピーチの3項目を評価します。
特A級受検者全員、A級・B級2次試験受検者全員には、受検者の優れている箇所、苦手で改善すべき箇所などの試験官からのコメントと今後の学習方法についてのアドバイスが与えられます。 → 設問数・設問形式
6. 合格証・合格証明書・推薦状
合格者には全員に合格証をお送りします。また、希望者には 「合格証明書」や「推薦状」を発行します(別途料金)。ただし、「推薦状」は過去1年間の合格者のみ承ります。
→ 合格証
→ 合格証明書・推薦状
7. 様々な方が受検されています。
受検者の年齢、職業は多種多様です。インドネシア語やインドネシアの文化・現地事情などを学ぶ学生、インドネシアをフィールドに調査している大学院生や研究者、インドネシア関係のお仕事をなさっている公務員、団体職員、会社員の方、舞踊やガムランなど芸能に関心のある方、バリ島好きで観光で渡航されるリピーターの方、言語を学ぶことを趣味となさっている方、インドネシア在住経験者、ロングステイの方などで、近年では、生涯学習とインドネシア語を学ぶ高齢者からインドネシア在住の小中学生など幅広い年齢層の方々が、様々な目的で検定試験に挑戦されています。
→ 単位認定大学
→ インドネシア語を履修できる大学・高校ほか
→ インドネシア語スクール
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